幻視

夢のゲートを通過した後, 映画のフラッシュバックのように,チラッと映像が見えてきます. 最初は一瞬だけです.あれっと思ったら消えています. あるいは一瞬夢を見る感じ.

目の前にはまぶたの裏側の暗闇と,そこに動くグニョグニョした ぼけた光みたいなのがあるわけですから,そこに幻視が写るわけでは ありません. 視野の一部に見えるのではないですから,まぶたの裏側を探すのは 無駄なことです.ただ待ってください. キーポイントは,はじめのうちチラッと浮かんで消えるということです.

あるところで,こんなことを読みました. たとえば,おばあちゃんの顔を思い浮かべてください. おばあちゃんの顔が浮かんだところが,幻視が見えるスクリーンですと. でも,わたしはこれ,違うと思います.おばあちゃんの顔は頭の中 に浮かびますけど,幻視は目の前って感じです. あまりにリアルなので,目を開けてるのかと 疑うときすらあります.

幻視だけでも,そうとう楽しめます. はじめは,何が見えているのかを理解したり,色を確認したり といった受動的なことからですが,時間がたつにつれて, 細部に目を移したりすることができるようになってきます. さらに動いているものが見えたり,視点が移動できたりするように なることもあります.

ところで,「楽しい体外離脱」では, この段階でイメージのしりとりを行うように 書かれていますが,私はそこまでのコントロールができていません. そこで,幻視が出はじめたら,私は見えるイメージを ただ楽しむことに決めてます.

これを長く続けられるようになれば,覚醒度をコントロールできるように なるであろうと思いますが,私はそのレベルには達していません.







(c)2007 翁桂

2007/5 初稿


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